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住宅構造にはさまざまな種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
ここでは構造別に紹介します。
土台や柱などの骨組み部分が木でできている家を木造住宅といい、日本では古くから採用されている住宅構造です。
現在でも住宅の半分以上を占めている構造であり、他の構造に比べて安価に建てられるだけではなく、間取りの自由度も高いうえに改装やリフォーム・リノベーションがしやすいという特徴もあります。
木ならではの暖かみを感じられるのも特徴の一つで、日本人に広く愛される住宅構造となっています。
木造住宅のメリットでまず挙げられるのが、建築費用の安さです。ほかの構造で建てる住宅に比べて材料費自体が安いだけではなく、吸湿性や断熱性といった機能性が優れているため吸湿材や断熱シートを別途用意する必要がなく、さらにコストが抑えられます。
鉄筋住宅と比べると坪単価で10~30万円程度も費用を抑えることができますが、木造住宅は強度が低く、耐震性や耐久性といった部分では劣るというデメリットがあります。
鉄骨住宅は柱や梁などの構造材を、鉄や鋼などの素材によって作り上げる住宅のことをいいますが、床や壁には木材を使用します。
鋼材の厚みが6mm以上のものを構造材に用いる「重量鉄骨造」と、6mm未満のものを使用する「軽量鉄骨造」の2種類がありますが、2階建てまでの戸建てであれば軽量鉄骨を用いられることが多いです。
価格は木造住宅よりも高額になってしまいますが、鉄筋コンクリート造よりは安価というちょうど中間の建築方法です。
工期としては木造住宅とほぼ同じ3~5か月程度と言われていますが、工場での準備期間も必要です。
鉄骨住宅における最大のメリットはやはり耐震性の高さです。
鉄骨の柱や梁で建物を支える構造ですので、木造よりも少ない本数の柱や梁で高い強度を保つことが可能です。
対して断熱性能がやや低いというデメリットもあります。
熱伝導率の高い家は外気の影響をとても受けやすく、省エネを求めるような方には向いていない可能性があります。
最近では高気密・高断熱に力を入れているハウスメーカーもありますので、鉄骨住宅で快適に暮らしたいと考える方はそのような会社を選びましょう。
鉄筋コンクリート造は「RC造」とも呼ばれており、コンクリートを鉄筋で覆った構造部材によって作られる住宅をいいます。
張力に強い鉄筋と圧縮する力に強いコンクリートを合わせた工法により、耐久性と気密性に優れた住まいを実現することが可能になります。
さらにワンランク強度が高い鉄筋鉄骨コンクリート造というものもありますが、これはマンションやビルなどに用いられる構造です。
一般的な住宅で言えば、鉄筋コンクリート造は最高の強度を誇る構造となっています。
鉄筋コンクリート造の住宅は耐震性に優れているため、地震大国と呼ばれる日本においても安心して暮らせる構造となっています。
また木造住宅に比べると耐火性にも非常に優れており、約1,000℃の炎に1~2時間程度さらされてしまっても強度が下がらないほどです。
デザイナーズ住宅にも使用されるため、意匠性の高い住まいづくりにも利用されますが、費用が高いというデメリットもあります。
しかし耐久性を考え長い目で見ると、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
それぞれの構造にはさまざまなメリット・デメリットがあり、どのような暮らしを送りたいか、またそのための予算がどの程度確保できているかによって選択の幅は広がります。
しっかりとそれぞれの構造の違いを知ることが最適な住宅づくりを実現するためには必要なプロセスになります。
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